無印良品得意のニュアンスカラーを存分に活用! カーデを2枚使いでスッキリ見えも
「無印良品の服は、派手ではないけれど、どれをとっても素材や仕立てがよく、それがさり気ない“上品感”を醸し出しています。その魅力を活かすには、色のチョイスがポイントです。」と福田さん。今回はそんな色合わせのセンスにも注目です。
そこで、まずはニュアンスカラーを存分に活用したコーディネートをご紹介。こちらのルックは、モカブラウン、グレー、アイボリーなどの淡色アイテムを使いつつも、深みのあるブラウンを小物に取り入れることでリッチな仕上がりに。実は肩にかけているのは、着用しているものと同じ型のカーディガン。肩掛けしたカーディガンで「上半身に縦のラインが入ることによって、全体をスッキリ細長く見せる効果があるんです。」(福田さん)。同色でまとめること、カーディガンなどのベーシックな服も、肩掛けしたりちょっといつもと違う装いにするだけで、グッとセンス良く、高見え感が出ます。
トレンドのグレーを全身に使いつつ、ストールで地味見えを回避!
こちらは今季トレンドのグレーでまとめたコーディネートです。トップス、アウター、ボトム、さらには小物までグレーで揃えているのに「地味見え」感は一切なし。その秘訣は、ズバリ首にかけたライトグレーのストール。明るいトーンのアイテムを顔まわりに持ってくることで、印象がパッと華やかに。また、もこもこ素材のグレーバッグを取り入れることで、統一感を保ちながらもトレンド感もあるコーデが完成します。
締め色を活用してスタイリッシュに! 上品ブルーのグラデコーデ
ブルーのグラデーションが美しいこちらのコーディネートでも、無印良品お得意の上品なカラーを大活用。セーターを肩にかけて縦のラインを見せ、すらっとした印象に。締め色として端正なネイビーをボトムに持ってくることで、全体的に品良くまとまっています。
「無印良品の服は上品な色合いが多いからこそ、組み合わせ方によっては曖昧な印象になることも。コーデをよりスタイリッシュに仕上げるのであれば、縦のラインを強調したり、締め色を意識したりすることがポイントです。」(福田さん)
ボリュームあるストールを首元に投入! お顔のスッキリ見せも叶う
最後はベージュと白を基調とした程よくカジュアルなコーディネート。ダウンジャケットやチノパンツなどウェアのカジュアルさに引っ張られすぎないよう、靴・バッグはキレイめにしてバランスを調整。ここで福田さんが着膨れを回避するために活用したのは、首周りに巻いたボリュームのあるストール。「着膨れしがちなアウターやトップスを使う時は、あえて顔まわりにボリュームを出して『三角形』を作ってください。そうすることで全体のシルエットがスッキリして見えるんです。」とのこと。プロの技がちらりと光るコーディネートです。
photographer:Erina Takahashi
stylist:Miwa Fukuda
model:Momoko Tsukamoto
make up:Miki Suzuki
hair:Kaori Sonoda
writer:Asaka Ike