洋服をオンラインで購入するのが一般的になった今、あなたはどこのオンラインストアで買っていますか? 数多くのサイトがある中、2023年9月現在、51ものブランドが揃い、アパレル業界のオンラインストアで第2位の売上を誇る【ベイクルーズストア】を利用したことがある人も多いのでは。なぜ支持されるのか、【ベイクルーズストア】の運営を担当するベイクルーズ DX統括の玉川寛一さんと舛田桂さんにお話を伺いました。そこで見えてきた7つの魅力を掘り下げます。

(1)店舗とほぼ同じ商品展開。豊富な点数をラインナップ

アパレル以外に【ジャーナル スタンダード ファニチャー】などの家具やコスメブランドの商品も揃えています。

出典:ベイクルーズストア

2023年9月現在、51ものブランドが揃う【ベイクルーズストア】。その規模の大きさに加え、アパレル以外にも【ジャーナル スタンダード ファニチャー】【アクメ ファニチャー】といった家具のブランドやコスメを取り扱う【ロー パー イエナ】、子ども服ブランド【イエナ アンファン】もあり、まるで人気ブランドがたくさん入っているファッションモールのよう。

ブランド数が多いだけあって、平均して1日800~1000品番ものアイテムが投入されています。

「店舗で見かけた商品を【ベイクルーズストア】で購入したい、またその逆もあるため、できるだけ店頭と同じ品揃えになるようにしています」

(2)かゆいところに手が届く詳細な商品紹介

商品紹介のページのモデルは、スタッフを起用。

出典:ベイクルーズストア

商品紹介ページの情報量の多さも【ベイクルーズストア】の特徴。

「商品写真は自分たちの命。自分たちで責任を持って撮影しています。モデルはプロではなく、スタッフを起用することも多いです。同じシャツでも着こなし次第で【イエナ】らしくなるのか【プラージュ】らしくなるのか、変わってきます。スタッフの方が商品の特徴やスタイリングのポイントを理解しているのが大きな理由。商品の細部まで知りたいというニーズに応え、透け感があるのか、裏地が付いているのか、そういったディテールの写真も入れています」

1アイテムに対し、様々な角度からの写真をたっぷりと掲載。実際に手に取らなくても商品への理解が深まります。

出典:ベイクルーズストア

細かく商品を説明する商品コメントにも注目を。

「商品コメントは接客と考え、販売員が思いを込めて接客するように文章を作っています。書く人の個性が出ているので、ぜひ読んでほしいです」

さらにお客様が安心して買える環境をもっと整えるため、1つの商品に対し、サイズ違いの着用画像を掲載する運用を少しずつ始めています。

(3)参加スタッフは常時1300人超! 参考になるコーデが続々の大充実スナップ

スナップのトップページでは、様々なブランドのスタッフの着こなしが掲載されています。

出典:ベイクルーズストア

アイテムそのものだけでなく、スタイリングにも重きを置いているため、様々な着こなしを紹介したい。その思いから【ベイクルーズストア】がスタートした当初から力を入れているのがスナップ。約1300人ものスタッフが参加する【ベイクルーズストア】の一大コンテンツです。頻繁に更新され、1日に投稿されるコーディネートは平均150! 2023年9月段階で総投稿数は46万体以上という膨大なスナップが掲載されています。

「お客様のセンスや身長と近い人を見つけやすくなるよう、新着順や人気順で並び替えられるほか、ブランド別、トップスやシューズといったアイテム別、着用スタッフの身長別に絞り込みができるようにしています。またスタイリングの参考になればと、洋服の販売ページにはその商品を着用したスタッフのスナップが表示されます」

身長別ソートは5cm刻みで設定できるため、より自身の体型に近い人を見つけられます。

出典:ベイクルーズストア

スナップを投稿するスタッフの多くはInstagramなど、個人でもSNSのアカウントを持っており、スナップからスタッフのファンになってSNSをフォローする、逆にスタッフのSNSをフォローしていたファンが【ベイクルーズストア】に訪れるなどのシナジーがあります。

「SNSに関しては会社のルールは特になく、多くのブランドが個人の裁量に任せています。だからアパレルメーカーのスタッフなのにメイク画像を上げている人も。自由にできているせいか、いつも同じ場所で撮影したコーディネート画像を上げている【ドゥーズィエム クラス】の販売スタッフは10万人以上のフォロワーがいます」

Instagramで11万人のフォロワーがいる【ドゥーズィエム クラス】販売スタッフのMAOさん。

出典:ベイクルーズストア

(4)ブランドを横断した、ミクスチャー感のある特集コンテンツ

人気スタイリストを起用した気温別コーディネートの企画。モデル3人はスタッフ。

出典:ベイクルーズストア

同じアパレルメーカーとはいえ、ブランドが違うと同じファッションビルに入居していても店舗は異なり、交わることは少なめ。それはオンラインストアも同様でメーカーのサイトにブランドが集約されていても、それぞれのブランドが独自のコンテンツを提案していることがほとんど。その点【ベイクルーズストア】は会社一丸となってブランドを横断した、ブランドMIXの特集を増やしています。

「同じブランドだけで全身をコーディネートするのは現実的ではないですし、お客様からもブランドMIXのコーディネートを見たいというお声をいただいていました。そこでスタイリストさんを起用し、ベイクルーズの様々なブランドを組み合わせたスタイリングを提案する企画を増やしています」

特定のブランドに偏らず、テーマやスタイリングの方向性に合うブランドを取り上げています。

出典:ベイクルーズストア

ブランドの垣根を超えて、例えば【イエナ】のスタッフが【スピック&スパン】や【フレームワーク】など他のブランドもMIXスタイリングして特集に出演。同じブランドでコーディネートするよりも、リアリティがあると好評を博しています。これはブランド数が多いからこそできる企画でもあります。

その結果、【ベイクルーズストア】で売れている商品は、スタッフが着用しているものがほとんどとのこと。

(5)お得に新作が手に入る! 年に数度の「プレオーダー10%オフキャンペーン」

2023年秋冬シーズン立ち上がりで実施した際の「プレオーダー約10%オフキャンペーン」のページ。

出典:ベイクルーズストア

【ベイクルーズストア】で年に数回行われている「プレオーダー約10%オフキャンペーン」。これは新作を予約注文すると、1割引きで購入できるというもの。それ以外にもこんなメリットが。

「メーカーとしては販売予測がある程度立てられるようになるので、発売前に生産数などの対応ができます。これで人気商品の過剰な品薄を防げ、お客様へお届けすることができるように。2021年よりスタートしたこのキャンペーンは少しずつ認知度が上がっていて【ベイクルーズストア】では8月末にダウンなどの真冬向けアウターもたくさん予約をいただくようになってきました」

在庫のコントロールがしやすくなることで、問題になっている過剰在庫を減らしてく狙いもあります。

(6)ほしい商品がお店にないなら「おうち受取り」で確実にGET!

順調に利用者が増えている「おうち受取り」。

出典:ベイクルーズストア

SNSなどで見かけて気になった商品を買いにお店に行ったものの、売り切れで泣く泣くあきらめたことはありませんか? 【ベイクルーズストア】では「おうち受取り」というサービスを実施。店頭になくても倉庫に販売可能な在庫があれば店舗で商品代金を支払い、倉庫から希望住所へ配送してくれます。

(7)人気インフルエンサーとタッグ! 完全受注生産の新プロジェクト【コア】が始動

2023年秋よりスタートした新プロジェクト【コア】のロゴ。

出典:ベイクルーズストア

もっと楽しいオンラインストアにするため、2023年秋からは新しい取り組みとして、人気インフルエンサーと組んでものづくりをする新プロジェクト【コア】が始動。

「大量生産や過剰在庫といったアパレル業界が抱える問題を少しでも解消したい、と完全受注生産を軸にした【ベイクルーズストア】だけで展開するプロジェクトです。第一弾はクリエイティブディレクターの小島令子さんをお招きし、今後もパートナーを変えながら長く展開する予定です」

多彩な商品展開だけでなく、細やかなサービスの積み重ねが【ベイクルーズストア】の支持を集める理由と言えそう。何時間でも滞在できる【ベイクルーズストア】で秋のショッピングを楽しみませんか。

SeniorWriter:津島千佳