米海軍に認められた帆布が評判になり、キャンバスバッグのメーカーへ
1982年にアメリカ・ノースカロライナ州で誕生した【パロット キャンバス】。「Craftmanship (手作り感)」「 Workmanship (実用性・頑丈さ)」にこだわり、帆布メーカーとしてヨットの帆などが米海軍に採用され、評判になっていく中で有名ブランドからの依頼でトートバッグの生産も行うように。現在ではバッグメーカーとして全米で高い評価を得ています。
アメカジの王道とも言える同ブランドが、2023年秋冬シーズンよりアメリカで40年に渡って育まれてきた歴史をベースに、現代の空気感や気分を加え、リブランディングを果たしました。「PARKWEAR」をコンセプトに、時代を問わずに愛される古着のように一つ一つのアイテムにストーリーを込め、都会的だけど生活になじむアイテムを提案しています。
キャンバストートはより洗練されたデザインに。新素材を使ったバッグも登場!
【パロット キャンバス】のアイコンでもあるキャンバスのトートバッグは、バリエーション豊かにアップデート。
従来のキャンバスバッグをリデザインし、よりスマートに。大きめのサイズ感に、ブランド創始者の頭文字を組み合わせたイニシャル刺しゅうがポイントになった潔いデザインは、コーディネートを選ばない汎用性が魅力です。
古着屋で見つけたニュースペーパーバッグにインスピレーションにして作られた、架空の新聞社のロゴをプリントしたショルダーバッグも。縫製後に洗い加工をすることで、くたっとした風合いに。プリントにも擦れが出てヴィンテージ風の味わいが生まれています。太めのショルダーストラップは中央部分がキルティングでクッション性があり、荷物をたくさん入れても肩が痛くなりにくいのが嬉しい。
一見キャンバスバッグのようでありながら、KONBU®という高強度の軽量ナイロンを使用した2WAYトートバッグも。自立するほど丈夫なうえ、撥水性もあるのでラフに扱ってもくたびれにくいタフさがあります。大容量サイズも魅力的。
デザインだけじゃない!着回し力も機能性も搭載したアパレル
新たにアパレルの展開も開始。トップスを中心にラインナップしています。
左胸のオリジナルワッペンロゴと配色がポイントのジップ プルオーバーは、肌触りのいい両面起毛のボアフリース生地を使用し、身頃・袖ともにゆったりとしたサイズに。裾のコードを絞れば丸みのあるシルエットになり、スタンドカラーのファスナーを開けてTシャツやハイネックを見せて着るなど、1枚で様々な着こなしが楽しめる1枚です。
コーチジャケットも、身頃とアームホールにゆとりをもたせたゆったりシルエット。表地に程よい光沢があり、品よく見える素材を採用しているため、ラフになりすぎず着こなせるのがポイント。裾のコードでシルエットを調節できるほか、取り外し可能なチンストラップが付き、襟を立てることも可能。さらに背中部分に新聞や雑誌がすっぽり入るファスナーポケットを備えたユニークな仕様にも注目を!
さり気なく取り入れられるアイテムばかりなのに、確実に今っぽいスタイリングに格上げできる【パロット キャンバス】のアイテム。この秋、ブームの予感大なアメカジスタイルに挑戦するなら、ぜひ取り入れてほしいブランドです。
※価格はすべて税込みです
Senior Writer:津島千佳