【PIPATCHARA(ピパチャラ)】ってどんなブランド?
ラルフローレンやジバンシーなどハイブランドでデザイナーとして経験を積んだ妹のPipatchara (ピパチャラ)と、サスティナブルの専門知識を持つ姉の Jittrinee(ジットゥリーニ)の2人が2018年に立ち上げたタイのブランド。タイの伝統工芸として伝わる“マクラメ”編みをモチーフにしたバッグや小物を展開。制作はすべてタイのローカルコミュニティによるハンドメイドで、地元の雇用創出にも貢献している。2022年には米フォーブス誌が行った「女性が設立したエシカルブランド 5 選」にも選出されています。
ヤクルトの空き容器がバッグに!
話題の「インフィニチュードコレクション」
ミネラルウォーターのキャップ部分やヤクルトのボトルなどをリサイクルした再生プラスチックで製作された「インフィニチュード」コレクション。プラスチックのパーツは、海の有機的な形からインスパイアを受けてデザインされたもの。上質なカーフレザーにあしらった、しゃらしゃらと揺れるオリジナルのパーツが目にも楽しい華やかなバッグです。あえて染色はせず、それぞれの容器の色を活かしているのもポイントです。
新作「ムーンバッグ」も登場!
月の形をイメージした新作の「ムーンバッグ」は、今年の干支であるウサギのいる月に行くことをテーマに制作。月にちなんで白・黒などプレーンなカラーリングに。イタリア製のカーフレザーと同系色のマクラメのモチーフをあしらい、きれいめからカジュアルまで、どんなジャンルの人でも使いやすいデザインに落とし込まれている。
「一番大事にしているのはタイのコミュニティ。タイのコミュニティとコネクトしてくれた姉の力添えがあったからこそ出来たブランドです。タイは“ファッションとコミュニティ”の両立が叶う場所。私自身、いつもコミュニティの人たちにアイデアをもらっているし、そうして作られたバッグが、皆さんのコミュニケーションピースになればうれしい」と語ったピパチャラ氏。ローカルの雇用を守りながら作られる、スタイリッシュでどこか温かみを感じるバッグにこれからも注目です。
Senior Writer:Kyoko Dehara