ファッションライター高橋奈央がお届けする、大人の服の処方箋。第2回は、スニーカー選びのお話。以前からこのお悩みについての質問を頂くことが多かったので、今回はスニーカー初心者が取り入れやすい、そして履きやすさも兼ね備えたニューバランスについて高橋奈央のリアルバイを紹介。ニューバランス靴のコーディネートのコツもお話します。
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失敗しない大人のスニーカー選びってあるの?

「スニーカーはめったに履かないんです」というコンサバ派な方も、一足持つならニューバランスはおススメです。他にも素敵なスニーカーはたくさんありますが、ここは初心者で履いていて自信の持てるものがいい!ということで、女性らしい履きこなしができるポイント、取り入れやすさについてお伝えしていきます。

大人スニーカー初心者はネイビーがオススメ

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ニューバランスには数字でシリーズが分けられており、これは990シリーズの中の990V2といって少しスポーティなタイプです。一日中履いていて疲れにくいという点はニューバランス共通でいえることですので、あとは好きなデザイン、色で選ぶのが良いと思います。このモデルは少しぽってりしたフォルムが可愛いのですが、ネイビーという色選びでちょっと足元の重さを回避。〝白〟のふんわりスカートを合わせてみると、甘さと軽やかなスポーティさがミックスされてうまいこと爽やかにまとまります。冬はタイツ合わせもできるので、一年中使えると思います。

定番グレーははっきりした色のボトムスと合わせて

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ニューバランスといえば、グレーは大定番ですが、コレは991というランニングシューズが原点のモデル。それだけに、履きやすさは折り紙付き。私はあえて付属のグレーの紐を白にチェンジ。靴自体に白×グレーのコンビ感を強調させました。これはグレーのニットに白のシャツ襟を出した感じで、顔映りが良くなるように足元映りも明るくなるという効果を狙っています。グレーはややもすると野暮ったくなることもありますが、こういうちょっとした工夫が効いてきます。さらに足元に近いボトムスをパキッとさせるとグッと今っぽい履きこなしに。

黒ならシーンを選ばずシックに履き回せる

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黒のニューバランスは、こういったタイトスカートにも合わせやすく、この1300というシリーズはクラッシックなフォルムでテーパードパンツなどカッチリしたコーディネートにも投入しやすいです。

全体的にシュッとしてスリム。個人的には長年人気の996と似ていると思うので、試着して足幅や甲など自分にフィットするほうを選ぶと良いです。ビジネスシーンでも履きやすいと思うし、年齢を重ねてもムリなく取り入れられるし、飽きのこないという点でもやはり黒、は一足あると便利です。

ネクストニューバランスの王道

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女性が履きやすくてオシャレに取り入れやすいと人気のモデルが、この3327。すでに入手困難なカラーもあるとか。前述した996の次に、だれもが履きやすいというシリーズがコレだからです。70年代を席巻した数々のニューバランスのレーシングシューズをアレンジしたレトロなフォルムに、ビッグNロゴが特徴的。何にでも似合う、というルックスで、これまで色々お伝えしてきましたが、価格、履き回しのコスパの良さまでも考えると、今季はこれが一番推し、というところです。

女性のスニーカースタイル
気になる男性目線はどう?

wenzday ディレクター 大久保 連さんに聞きました

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「990 / 992 / 993 シリーズは昨今 ダッドスニーカーと呼ばれる物の火付け役となったモデルではあるのですが、著名人などに広く愛され、特にクリエイターなどハイセンスな持ち主が履いているという印象です。しかしながら、機能は物凄く、見た目だけではなく履き心地も魅了しているところが、人気の理由でもあって、自分でも色違いで所持するくらい好きです。そんなモデルを女性の方が履いているのを見るとセンスいいな、仕事できそうだな...なんて想像しちゃいますねw」

大久保 連さん:原宿のストリート系セレクトショップに勤務したのち、東京ブランドのPRからフリーPRへ。2021年より本格展開されるウエンズデイではディレクターを務める。
@wenzday_jp

撮影/河内 彩
取材協力/wenzday ディレクター 大久保 連
取材/高橋奈央
※すべて私物になります。

高橋奈央
出版社、大手広告代理店を経て、フリーライターに。書籍、女性ファッション誌に関わり約15年。主に、ファッション、ビューティ、ヘア、グルメ、旅とライフスタイル全般などの取材記事執筆と撮影ディレクション担当。リアルなファッション悩みとトレンドを盛り込んだ提案にモデルや同年代女性からの信頼を集める。