“お花の宅配といえばギフト”というのは過去の話。コロナ禍を機に花をインテリアの一部のように楽しむ需要が高まり、自宅花を届けてくれるショップも増えています。そこでセンス溢れる3店舗をピックアップし、リレー方式で魅力をお届けする本連載。今回は、オンラインでのフラワーギフトやお花のサブスク(=定期便)プランを取り扱う“LIFFT"をご紹介します。

“飾るだけじゃない、新しい花の定期便”を提案するLIFFT

東京・中目黒にあるコンセプトショップには、旬なお花が並びます。※現在店舗は休業中。2022年7月より週末(土日)限定で再オープン予定

出典:lifft.jp

2020年10月から自宅花の定期便サービスを開始したLIFFT。ブーケをメインに取り扱ってきた当時、コロナ禍によって購買に変化が生まれたことをきっかけに、ある疑問が湧いてきたとPR担当の工藤雄貴さんは語ります。

「“おしゃれで便利なだけでいいのか”“飾るだけで終わりなのか?”という考えが自分たちの中に浮かびました。そこで出た答えは、“もっとスマートで、ライフスタイル自体に影響を与えるような花のある暮らし”の提供です。

目指す形を"Intelligent Flower Life"と定義し、消費するだけではない、自分らしさを得られるサービスを心がけています。定期便では、花の品質にこだわりながら、飾るだけで終わらない立体的なサービスをつくり続けています」

LIFFTはその上で定期便に個性をプラスしています。どんな定期便があるのか、さっそくチェック!

お花とジャーナルが届く、スタンダードプラン

スタンダードプラン ¥3,300/月 

出典:lifft.jp

サブスクのお花とともに届くジャーナル

出典:lifft.jp

毎月旬なお花のアソートとともに、お花の読み物「ジャーナル」が届くスタンダードセット。LIFFTで取り扱うお花は信頼できる提携農園から極力無駄のない輸送手段で届くので、新鮮な“花本来の魅力”に触れることができます。そしてセットで届くジャーナルも、ただの取扱説明書ではありません。

「花のケアの仕方、飾り方、どのように育てられているのか、などに加えて、花にまつわるインタビューやイラストなども。 “花と考えること”をテーマに作成し、お届けしています。

花は感性で楽しむもの。でも、楽しむことができるレベルまでに少しハードルがあることも事実です。そして、知れば知るほど奥が深いもので……。

忙しい日々の中で花の変化を感じる生活をあと押しすることが、少しスマートな花のある暮らしにつながり、自分らしさの気づきになるのでは。そんな想いを込めて、ジャーナルを添えています」

より手軽&リーズナブルに始められる、LIFFT定期便ライト

ライトプラン ¥1,480/1回あたり

出典:lifft.jp

届くお花は、毎月旬なものをフローリストが丁寧にセレクト

出典:lifft.jp

お花とポストカードサイズのジャーナルが届くライトプランは、2022年に入ってからスタートした新しいサービス。花が届くタイミングは2週間に一回、4週に一回のどちらかから選択でき、5種類以上のお花のアソートメントセットが届きます。

「これまでLIFFT は、お花のデザインへのこだわりや輸送時の負荷などから、コンパクトサイズの定期便開発に躊躇がありました。それは、お花の生産者への配慮や品質に絶対的な価値を置いていたからなのですが。

しかし、お客さまからもっと手頃で初心者も気軽に始めまれるサブスクを作って欲しいとご要望も多くあったことも事実です。チーム内で何度も話し合いをし、さまざまな経験を重ねてきた今の自分たちなら実現できるかもしれないと、サービスをスタートさせました。

とはいえブランドらしさも出せるよう、普段花屋さんでなかなか目にすることのない個性豊かなお花たちを集めました。毎回新しい発見があるよう、工夫して丁寧にお届けしています」

“あったらいいな”を形にしたサービスも人気!

「ともにお花を飾ることを軸にした新しいライフスタイル体験を提供したいという想いから始めたプランです。このサービス体験を通して、日常がより豊かになればと考えました」

花瓶セットプラン ¥4,180(初月)、¥3,300(翌月以降)

出典:lifft.jp

花のある生活に憧れるけど、花瓶もないし……。という方必見なのが、花瓶セットプラン。シンプルでどんなお花とも相性の良い花瓶がセットで届きます。

コーヒー豆セットプラン ¥5,280/月

出典:lifft.jp

お花とジャーナルの定期便にプラスして、ブルーボトルコーヒーが世界中から買い付けた旬なコーヒー豆(200g)が届くのがこちらのプラン。

最後に花のある暮らしをより楽しむためのポイントを教えてください!

「花のある暮らし(お花の飾り方など)に正解はないので、自分なりの楽しみ方を見つけるとグッとお花の世界に引き込まれていくと思います。お花の種類、出回る季節を知ることで、街の花壇や山の脇道などで見かける花にちょっとテンションがあがったり……自宅だけではない楽しみ方もできますよ」

※掲載している写真はすべて過去の作品例です。お花は同じものが届くとは限りません
※価格はすべて税込みです

Senior Writer:Hiroko Ishiwata