大ぶりでカラフルな「大胆柄」は夏ルックの味方です。薄着になっても、ビッグモチーフは装いにパワーやあでやかさを添えてくれます。フィンランドのデザインハウス「Marimekko(マリメッコ)」は大胆柄をあしらったウエアで有名。2026年春夏コレクションでも遊び心にあふれたアイテムを提案しています。大胆柄を上手に着こなすコツを、「マリメッコ」の新作から押さえていきましょう。

デニムパンツに華やぎブラウス

画像1: Marimekko 2026年春夏コレクション 出典:マリメッコ

Marimekko 2026年春夏コレクション

出典:マリメッコ

華やいだモチーフをあしらったトップスは、普段着イメージの強いデニムパンツ姿をあでやかに彩ってくれます。1枚で過ごしたい薄着シーズンでもビッグモチーフと鮮やかカラーのトップスを選べば、シンプルに見えすぎません。デニムパンツのデイリー感が利いて、ほどよいバランスに整います。

フラワーモチーフを配した「Erilaisia Lemmitty ブラウス」はノースリーブのすっきりシルエットが際立ちます。ネックラインは開きが抑えられているので、ルーズに見えません。イエローやグリーンを散らした配色がサマールックに元気感を添えます。

コンパクトトップスで量感めりはり

画像2: Marimekko 2026年春夏コレクション 出典:マリメッコ

Marimekko 2026年春夏コレクション

出典:マリメッコ

丸みを帯びた花びらが印象的な「Unikko(ウニッコ)」モチーフは「マリメッコ」を代表するモチーフです。ウニッコモチーフで埋め尽くされたウエアは柔和なキャラクターを寄り添わせてくれそう。ナチュラル感をまとえるのもボタニカル(植物)モチーフのよさです。

「Kuvio Unikko パンツ」はワイドなゆったりシルエットだから、素肌に張り付かず、涼やかに過ごせます。ウエストはゴム仕様で、締め付け感をオフ。ウニッコモチーフが装いを彩ります。タンクトップのようなコンパクトトップスで合わせると、ボリュームのコントラストが引き立ち、スッキリ見えが叶います。

柄セットアップはコンパクトに

画像3: Marimekko 2026年春夏コレクション 出典:マリメッコ

Marimekko 2026年春夏コレクション

出典:マリメッコ

上下を同じ柄でそろえると、統一感が高まり、落ち着いた雰囲気に仕上がります。セットアップと柄は好相性。「きちんと感」が備わるから、着て行ける場面が幅広くなるのも好都合です。

共通柄のセットアップは印象が強くなるので、布の面積が少なくても、モチーフのイメージをしっかりまとえます。「Kokoaminen Lemmitty スカート」はフラワーのLemmittyモチーフがアイキャッチー。後ろウエスト部分にダーツが入った立体的なAラインシルエット。透けない裏地付きなのもうれしいポイント。ミニスカートにノースリーブ・ブラウスをマッチングして軽快な表情にまとめています。

柄ミックスは色トーンで調和

画像4: Marimekko 2026年春夏コレクション 出典:マリメッコ

Marimekko 2026年春夏コレクション

出典:マリメッコ

異なるモチーフ同士を引き合わせる「柄on柄(柄ミックス)」は上下1枚ずつのシンプルな装いに彩りを加え、ハッピー感をもたらします。明るいトーンの色を合わせると、ポジティブな見え具合に。穏やかな色でそろえて、上品にまとめるのも、使いこなしたいコーディネートです。

「Parketti Galleria スカート」は「ギャラリー」を意味する「Galleria(ガレリア)」モチーフを配した膝丈スカートです。コントラストのはっきりしたバイカラー(2色使い)。爽やかなコットン素材なので、サマーシーズンも快適に過ごせます。タンクトップには特大サイズのウニッコモチーフ。全く異なるモチーフに似通った色で共通点を持たせ、全体をなじませました。

「マリメッコ」は創業75年 国内各地で展覧会を開催

画像: タイムレスな魅力に再注目 10年ぶり「マリメッコ展」が全国巡回へ 出典:マリメッコ

タイムレスな魅力に再注目 10年ぶり「マリメッコ展」が全国巡回へ

出典:マリメッコ

「マリメッコ」は独創的なプリントや色使いで日本でも人気の高いブランドです。1951年にアルミ・ラティア氏が創業。ファッションのほかにも、雑貨やホームデコレーションなどを幅広く手掛けるライフスタイルブランドの先駆け。時代に流されないデザインは「タイムレス」トレンドを先取りしていたかのようです。

ブランドの世界を体感できる巡回展「マリメッコ展」が2026年夏から、各地で開催されます。10年ぶりの開催。京都文化博物館(京都市)で幕を開け、東京都庭園美術館(東京・白金台)やひろしま美術館(広島市)のほか、北九州、富山、名古屋、長崎などの各地を巡回する予定です。

目にするだけでパワーをもらえそうな大胆モチーフと鮮やかな色使いは、自分のモチベーションを押し上げる効果も期待できます。暑さのせいで、気分がめげてしまいそうな時期でもビッグモチーフや情熱カラーをまとって、夏に負けないおしゃれを楽しんでいきましょう。

ファッションジャーナリスト 宮田理江

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