ニューヨーク発のバッグブランド「レスポートサック(LeSportsac)」が2024年に50周年を迎えます。この節目にLA発の人気ファッションレーベル「リバティーン(Libertine)」とのコラボレーションが実現。1月31日(水)からコレクションアイテムが発売されます。今回はコラボコレクションが披露されたショーのルックを参考に、コラボバッグの魅力や服とのコーディネート術などを紹介します。
画像1: LeSportsac 出典:レスポートサック

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レスポートサックって?

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「レスポートサック」は日本でも人気が高いブランドで、ファンの間では「レスポ」の愛称で知られています。1974年NYでシフター夫妻が立ち上げました。バッグをはじめ、幅広いアイテムをそろえたライフスタイルブランドです。軽さや丈夫さなどに定評があり、アウトデアでも街中使いでも自由自在。ジェンダーや年齢を問わず、パートナーや家族でシェアできるのも支持される理由です。再生素材を本格的に用いていて、サステナビリティーの面でも取り組みが進んでいます。

「リバティーン」は2001年にジョンソン・ハーティグ氏が設立したファッションレーベルです。ファッション、アート、カルチャーを融合させるアプローチが特徴的。独特の美学で熱狂的なファンを獲得しています。プリントや刺繍などの技法を用いて、大胆で独創的な装飾を施し、デッドストックのアイテムに新たな命を吹き込む、アートライクな表現に強みを持っています。

2024年春の初コラボでは、ハンドバッグ、バックパック、トートバッグなど、いろいろなアイテムをラインナップ。各アイテムには「リバティーン」のブランドを象徴するプリントやデザインがあしらわれました。「レスポートサック」ならではの機能性と「リバティーン」らしいアートテイストが融け合って、絶好のおしゃれアイテムに仕上がっています。

シックなフォルムに柄on柄 バッグで「差し柄」も

画像3: LeSportsac 出典:レスポートサック

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柄同士をミックする「柄on柄」のコーディネートは全身が弾むようなポジティブ感を印象付けます。ドット(水玉)柄を組み入れると、一段とプレイフルなムードに。ジャケットやパンツに少しだけ見た目の異なるモチーフを、近いカラートーンであしらいました。動きを加えるコツは、柄のサイズをアイテムごとに変えるところ。幾何学模様からもダイナミックな動感を引き出せます。

ウエアと同じ柄をハンドバッグにもあしらいました。シックなフォルムにファニーなモチーフというコントラストがエスプリを感じさせます。バッグ単独で携えても、しっかり主張してくれそう。ダークカラーのシックな装いに「差し柄」で投入する使い方も効果的です。

お仕事ルックに朗らかなモード感をプラス

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おしゃれトレンドとして盛り上がっている、少し懐かしい雰囲気のレトロ。ノスタルジーを帯びたモチーフを選べば、流行に左右されない「タイムレス」な雰囲気に仕上がります。A4が収まるサイズのバッグに朗らかな表情が宿っているのは、カラフルなドット柄のおかげ。ポップな色合いの幾何学的模様がトレンチコートの装いにもプレイフルな気分をまとわせました。お仕事仕様のスタイリングにモード感を添える着こなしです。

フリンジで動感 ビッグバッグでめりはり

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パッチワークのように多彩な柄をミックスすると、ポジティブでリズミカルな印象が生まれます。たくさんの色を迎えるのも多幸感をまとうテクニック。動きにつれて揺れるフリンジは装いのアクセントにうってつけ。一般的には服の裾にあしらうことが多いディテールですが、バッグに配すとダイナミックな見え具合に。大きめのバッグはボディの華奢見えに一役買ってもらえそう。ルックにめりはりを加える上でも効果的です。

お目立ちバックパックで遊び心いっぱい

画像5: LeSportsac 出典:レスポートサック

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背中側や横からのまなざしを意識するのは、近年のトレンドです。背負ったり提げたりできるバックパックは視線を引き込む格好のツール。フリンジ付きは珍しいからアイキャッチーで遊び心もたっぷり。おしゃれのムードメーカーになってもらえます。幾何学模様とのコンビネーションで元気感もアップ。ラインソックスが足元も軽やかに見せています。

「レス」トレンドにマッチ ポジティブな春の装いに

画像6: LeSportsac 出典:レスポートサック

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「レスポートサック」は独自デザインのほかに、今回のようなアーティストやブランドとのコラボを重ねてきました。シンプルなフォルムは、多様な表現を受け入れて、様々な表情をまといます。「持ち運ぶアートピース」のようでもあり、着こなしのアクセントやスパイスになってくれそう。自分好みの服になじませやすいから、タイムレス、エイジレス、シーズンレスなど、自分主体でおしゃれを楽しむ「レス」系のトレンドにマッチ。抜群に軽いので、ストレスフリーに持ち歩けるバッグです。

アートそのものを身に着けるようなスタイリングはファッションの大きな流れ。モード界でも評価の高い「リバティーン」とのコラボアイテムは手持ちワードローブからも別の表情を引き出してくれるはず。ポジティブ気分を呼び込みたい春の装いにもうってつけです。

ファッションジャーナリスト 宮田理江


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